このあとスタッフがおいしくいただきました

だめにんげんさんの墓標です。

いま、ここにある未来

田村ゆかりさんがなにを目指しているのか…という話のセルフアンサー。いや、答えは彼女のみぞ知ることなので、私が問うたことへの私なりにいま感じている解ということ。


tkk8637f.hatenablog.com


Crescendo Carol のときには、「何も変えないこと」であると、それが答えであると感じていた。たどり着いた答えは、いま抱いている感情と違っているだろうか。

田村ゆかりという人はきっと、守ろうとしたのではないか。
自らが遂げたい想いを、成したい未来を、そしてゆかり王国と王国民を。

あのとき見た景色。それまでと変わることない、この世で一番愛に溢れた景色。その景色は、約3年の時を経てもなおきらめいて変わることはない。


むしろそれは、もっとハッキリとしたものになりつつある。


田村ゆかりさんの見据えた未来というのは、キングを抜けたきっとあの時から変わっていないのだと思う。しかしそれは、時を経るにしたがって、作品を経るにしたがって明らかになりつつある。Cana ariaというレーベルは、田村ゆかりさんをもって成立したレーベルである。キングレコード時代よりも、「田村ゆかりプロデュース」の作品群として、彼女の思いがストレートに曲に表現されているように見える。


そこにあるのは、「王国民とともに歩んでいく未来」であるように思う。
その想いは、きっとそれまでにもあったにせよ、作品を経る毎につよくつよく感じつつある。

世界が変わってしまうことがあっても、ときに迷うことがあっても、ともに一歩一歩進んでいく未来。
それが、彼女のいう余生なのかもしれない。