このあとスタッフがおいしくいただきました

だめにんげんさんの墓標です。

田村ゆかりを語るには教養が足りない

「歴史は雑学」と言い切ってしまうのは、その人自身にとって悲劇だと思う。

 

私自身は、田村ゆかりさんのライブに参加して7年になる。初回でファンクラブに入会したので、ファン歴としても同様だ。

往年のファンとは積み重ねが違う。ふぁーすとらいぶにせよ、初武道館のChelsea Girlにせよ、プリアラにせよ、実際にその場にいた人は、見てきた景色が違う。それは当然のこととして致し方ないことではある。しかしそれでも、「あのときゆかりんはこうでさ~」みたいな語りを聞くと、(当人は悪気はないんだろうが)忸怩たる思いなのである。まあ悔しい…というよりは、そういう光景を経ていることで、自分が見ているものとはまた違う景色があるのだろうなと思うと、素直にうらやましい。

アイドル史の中で、サブカル史の中での「田村ゆかり」という存在を、もっと語ってみたいと思う。しかし教養が足りない。80年代、90年代を見てきたアイドルオタクとは、積み重ねが違う。80年代アイドルの系譜とか、文脈とか、そういった語りをできる人とは、やはり見えているものが違うんだろうか。

しかしまあ、そんなものうらやんでも仕方ないんだな。

私がいま見ている景色は、私だけのものであって、私が抱いているこの感情も、他でもない私だけのものなんだ。だからこそ、私だけが紡ぐことができる言葉があるんじゃないかと思うんだよね。

深夜の馬鹿力始まっちゃったんで、そんな感じです。